転職者なら、職務経歴書っていうのが必要なの。
書類審査が厳しいから、面接まで行けるようにバッチリ準備したいね!
転職をする時には、産業保健師に限らず、履歴書に「職務経歴書」を添えるのが一般的です。
- これまでの学歴や職歴などの基本情報を伝えるのが履歴書
- 今までどのような職場でどのような職務を経験してきたかを具体的に記載し、その経験を応募先企業でどう活かせるかを記したものが職務経歴書
当たり前ですが、雇う側は、雇うことでメリットが得られる人物を採用したいと厳選してきます。
未経験者を雇うことで企業が得られるメリットを、この二つの書類で伝えられなければ、面接へは呼んでもらえないと言っていいでしょう。
採用担当者に、「この人にぜひ会ってみたい」と思われるように書くのが目標です。
この記事では、未経験で産業保健師にチャレンジしたい人が履歴書・職務経歴書を書くときに何をすれば良いのかを理解して前に進むことができるように説明しています。
この記事を書いている人
- 35歳で産業保健師に転向(産休代替として)
- 1年半後に別企業に正社員採用され、産業保健師として活動中
産業保健師として応募する場合でも、履歴書や職務経歴書は、指定のものがなけば、どのような書式を使っても構いません。
履歴書や職務経歴書はとれも同じだと思っていませんか?
実は微妙に違っていて、自分に合うフォーマットを選ぶとより良い書類が書けます。
「書けない項目」欄が小さく、「書きたい項目」欄が大きいものを選びましょう。
職務経歴書・履歴書フォーマット、テンプレート、見本のダウンロード
未経験者が産業保健師になるには『志望動機』が重要ポイント
重要ポイントは志望動機!
病院で働く看護師と、産業保健師は全く違う働き方です。
病気になった人をケアする看護師
働く人の病気を予防する産業保健師
産業保健師の経験がない人が、なぜ敢えて産業保健師を志望したのか、
どの採用担当者も、気になるポイントのひとつだと思います。
病院への転職とは違い産業保健師に応募した場合、ほとんどの場合が書類選考で選別されます。
一見、一貫性がないと思われてしまいがちな転職活動ですが、
採用担当者に、
「会ってみたい」
「質問してみたい」
と思わせるような履歴書と職務経歴書を書かなければ、他の志願者と同じように、書類の段階で見送られてしまいます。
他の志願者と同じような、ありきたりの志望動機では書類選考で落とされます。
ありきたりな志望動機の例
・予防医療に興味があり、産業保健師として貴社を志望いたしました。
・貴社の企業理念に共感いたしました。
・私の経験を活かせると思い志願いたしました。
どれも抽象的で、個性がありません。
採用担当者に興味を持ってもらうための志望動機のポイントは以下の3つです。
・抽象的なものは避ける
・なぜこの仕事がしたいのか
・今までの経験や知識がどう活かせるのか
この3つのポイントを押さえて書くためにするべきことは、
・応募する企業のホームページを確認し、研究する
・転職サイトの求人票で、企業がどのような人材を求めているのかを研究
(即戦力が必要なのか、企画力を求めているのか、など)
・求人票の仕事内容をくまなくチェックし、業務内容と志望動機に乖離がないようにする
そこに自身の考えや経験を織り交ぜて志望動機を簡潔にまとめると、採用担当者の目にとまり、面接へと前進できるでしょう。
筆者が産業保健師の転職に成功した方法はこちらの記事を参考にしてください
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