あっても保健師経験〇年以上とかばっかり。
これから産業保健師になりたいって人には無理じゃん!
ぽんも当初は苦労して、いろいろ回り道もしたけど、
みんなはそんな回り道をしなくても済むように、
ぽんが成功した方法を教えるねっ!
産業保健師を目指しているのに求人情報がなかなか見つからないという人は、
たくさんいるのではないでしょうか?
産業保健師の仕事は、条件が良いことが多いため、なかなか辞める人がいなかったり、やっと求人が出たとしても、一人の枠しかないため、どうしても競争倍率が高くなってしまうのが現状です。
この記事では、35歳まで看護師しか経験のなかったぽんが、どのようにして産業保健師になったか、また、転職活動を進めるにあたり、準備しておくと良いこともお伝えします。
以前の私のように看護師から保健師に転向したい方や、今から進路を決める看護学生さんも、この記事を読めば、最短で産業保健師の仕事に就くための行動ができるようになります。
関連記事:35歳で看護師から未経験の保健師に転職|過程と現状
産業保健師の求人は超希少!病院のようにいつでも求人が出ているわけではない
看護師として働いていると、転職は日常茶飯事?のように当たり前になっていて、
病院はたいていが人手不足なので、求人がなくて困るということはないと思います。
ところが産業保健師は本当に求人が少ない!
その理由は大きく分けて二つあります。
企業の保健師枠に空きが出ない
産業保健師は離職率が圧倒的に少ないです。
看護師は給料や勤務体制、人間関係などを理由に転職する人が他業種と比較しても多いと言えます。
一方、産業保健師は
・夜勤がなく、ほとんどの企業が土日休みなので、結婚して子育て中でも無理なく続けることができる
・育児休業の体制が整っているので、休みやすい
・産業保健師は一人で仕事を回していくことが多いため、人間関係での面倒さがない
・仕事をうまく回せば、割と好きな時に有給が取りやすい
といった好条件のため、一度勤めたら辞める人が本当に少ないのです。
辞める人がいなければ、当然空きも出ないですね。
ただ、ここで諦めないでください。
最近はメンタルヘルス対策を中心に、産業保健師への期待が高まっています。
「業務拡大に伴う人員増のための募集」というものも時々見かけます。
企業の保健師枠自体が少ない
もともと企業の保健師は枠が少ないです。
中小企業なら、一人職場という事もありますね。
このような状況だと、1つの求人が出ると、たくさんの保健師志望の人達が応募するので、競争率が異常に高くなってしまいます。
大企業では、数十人の保健師が働いているところもあります。
そのようなところでは、年齢層的に産休で休まれる保健師さんが次々に出るので、そこで産休代替として経験を積むのも1つの方法です。
産休代替でも、続ければ産業保健師の経験〇年以上となり、正社員募集の求人が出た時に有利になります。
希少な保健師の求人を見つける方法
保健師(看護師)求人サイトに登録する|3つを厳選
医療系転職サイトの中でも、特に保健師の求人に強い転職サイトを厳選しました。
私もいくつか登録して、面談もしてもらいましたが、中には、
「産業保健師の求人は今出ていないので、地域包括の保健師はどうですか?」
とか、
「あなたの経験では無理ですよ」
と足蹴にされたところもありました。。。
そんな中でも、少ない中でも求人をいくつか見つけてくれた求人サイトを3つご紹介します。
実は他の保健師転職系のブログを見ていると、違う転職サイトを推しているところが多いのです。
ですが、実際に登録してみると、ニッチな保健師という条件には不慣れという印象もありました。
この記事は、実際に保健師転職をしたぽんの実体験による推しなので、信ぴょう性があります。
NO.1:『MCナースネット』|医師・保健師の求人に強い
保健師といったニッチな条件にも経験豊富なのが、このサイトです。
企業や学校などの健康管理業務のアウトソーシングを行っている会社が母体になるので、医師や保健師の求人のアンテナも高いです。
学校保健師の求人もよく掲載されていますね。
因みにですが、代表取締役はドクターです。
No.2:『マイナビ看護師』|大手紹介会社の看護師部門だからこその求人あり
『マイナビ看護師』
人材紹介会社の大手マイナビグループが運営、利用者満足度90%以上の評価を受けている看護師向け転職サイトです。
一般職の転職支援を通じて企業との繋がりがあるため、産業保健師の求人が豊富なのが特徴です。
大きな特徴は、マイナビならではの質の高い企業向け面接・履歴書対策を受けることができるので、安心して転職活動に臨むことができます。
No.3:看護roo!|
『看護roo!』
看護系転職の利用者満足度No.1。
面接対策を手厚くしてくれるので、面接が苦手な人は是非登録してみるといいですね。
ただ、保健師の求人に関してはやはり上記の2社が手堅いですよ。
ハローワークで探す
職探しの公的機関と言えば、『バローワーク』です。
現在はインターネットサービスもあり、家にいながら求人を探すことができる便利なツールになっています。
ただ、ハローワークの場合「保健師」に的を絞って探しにくいのが難点です。
なぜなら現状では、希望する職種、産業で、「専門的・技術的職業」「医療・福祉・企業」など広い範囲での絞り込みになるため、看護師も含めた様々な職業が一括で表示されてしまうからです。
また、ハローワークでは常に自分でアンテナを張っていなければならないので、仕事をしながらいち早く求人をキャッチするという点でも、やはり転職サイトのほうがいいですね。
同時進行でやっておいた方が良いこと
SPIの勉強
本当にごく稀なのですが、SPIという筆記試験で足切りを行う企業もあります。
大企業の中途採用では取り入れているところがあります(私は2社遭遇しました)。
大企業狙いの方は絶対に勉強しておいた方がいいですよ。
参考書:SPI3-G対応 転職者用SPI3攻略問題集 改訂2版 (本当の就職テスト)
面接対策
応募先が未定の状態でも、なぜ産業保健をやりたいのか、転職したい理由や、今までどんな仕事をしてきたか、など、自分の中で整理しておきましょう。
働きながらSPIの勉強、面接の勉強は正直しんどいですが、その先の自分のために頑張りましょう。
参考書:成功する転職面接 成否の9割は「準備」の質で決まる
産業保健のセミナーに参加する
各地の「産業保健センター」で無料のセミナー(研修会)を行っています。
お休みの日には積極的にセミナーに行ってみるといいですよ。
経験のない人は、このようなセミナーに出ると、企業で健康管理を行うときに出てくる問題点なども実感できるのではないでしょうか?
面接の際にアピールすることもできますね。
まとめ
産業保健師の求人は本当に希少です。
企業によって、看護師経験が必要なところもあれば、それよりも企業での経験を重要視するところもあり、さまざまです。
経験がない時には、産休代替であったり、期間付きの契約社員で経験を積むというのも1つの手段です。
体力的には、病棟看護師より楽かもしれませんが、企業の一員としての産業保健師の活動はとてもやりがいがあります。
特定保健指導やストレスチェックといった、国政による保健師の役割拡大に伴い、求人は増えつつありますので、あきらめずに希望の求人がでるのを待ちましょう。
保健師転職に成功した私が一番信頼している、産業保健師の求人に強い『MCナースネット』で実際の求人を確認!